技術レベル 3 ★★★☆☆
Q:ハンドルロックをすると、
タンクが邪魔でアクセルを開けられません。
ハンドル角度を横に開いても高さの問題なので変わらず、
ハンドルを上に上げるにもカウルが邪魔で上げられません。
A:スポーツ車などに採用されているクリップオン、
すなわちセパレートハンドルは切れ角が小さく、
かつ車体やタンクとの干渉で
ハンドル操作に自由度が小さくなります。
特にUターンや小旋回でハンドルを右に切った場合、
アクセル操作が難しくなりますね。
でも、これを解決するちょっとした方法をお教えしましょう!
通常ハンドルに対して直角に近い腕の角度で
ハンドルを握り、操作するのが一般的ですが、
これは、それまでライディングフォームをとる際、
「脇を締めて」とか「ヒジを下に向けて」、
「腕はハンドルの下からあてがう」とかいう
指導を信じ、実践してきたためと考えます。
そもそも二輪車の指導内容というのは、
かつて移動、運搬手段の道具としての運転方法と、
一方で近年、趣味性の強い乗り物としての
安全性、快適性を求めての運転技術とは
何十年もの間変わっていないのが現状です。
大きさ、重さ、排気量も違う車両の指導内容が、
今昔変わらないというのは無理があると感じざるをえません。
話を戻しまして、ハンドルに直角に近い腕の角度で握り
その状態でハンドルを右に切ると、右腕が腹に干渉し、
またアクセル操作の際にヒジが下がりタンクに干渉します。
この解決方法としては、
ハンドルに対する腕の角度を変えて、
ハンドルの外側からハンドル方向に近い角度で握るのです。
つまり、鉄棒を握る角度ではなく、
胸の前で雑巾を絞るような角度、
ゴルフシャフトを握るような角度で握るイメージです。
そして、雑巾を絞るように、
工具ドライバーでビスやネジを回すようにアクセル操作します。
このようにハンドルを握りアクセルを操作すれば、
スポーツ車であってもハンドルアクセル操作が可能になります。
またこの状態にスムーズに持っていくためにも、
通常のライディング時にもヒジを外側にし、
ハンドルを外側から角度を持って握る、
そして身体、両腕、ハンドルで
大きな円を描くようなフォームをとるのです。
そうすれば、ポジションが窮屈なスポーツ車でも、
上体や腕を比較的自由に使えるようになり、
操作がやりやすくなります。
車両を改造する必要はなく、この方法を参考に、
車体に応じた乗り方を工夫されてみてください。
直角にハンドルを握り右に切ると右腕が腹に干渉、またアクセル操作でヒジが下がりタンクに干渉する
ヒジを外に向けハンドルを外側から握ると、上体や腕を自由に使えアクセル操作が簡単に!
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