ライディングテクニック上達法

低速走行でバランスを取る方法

技術レベル 3 ★★★☆☆

Q:駐車場で練習に励んでいたのですが、
バイクがふらついてしまったとき、
『早めにバイクを見捨てて逃げる癖』がついているみたいなのです。
その方がけがをしなくていいのですが、
このままではバイクがボロボロになってしまいそうです。
ふらつかないようアクセルとリアブレーキのバランスを
早くつかめればいいのですが・・

A:ご指摘のクセの矯正には、極低速でのバランス練習をお勧めします。

例えば、教習所で練習した一本橋です。
練習場の駐車場に白線があれば、
その上をトレースするようにできるだけゆっくりバランスを取ります。
教習所では30cm幅、10mの一本橋の上を
中型は7秒、大型なら10秒で渡りますが、
れより遅い速度、歩くより遅い極低速にチャレンジしてみてください。

また、路面に垂直にバイクを保ったままの定常円旋回も、
左右回りとも行ってください。
これもできるだけゆっくり走りバランスを取ってください。

ハンドルはフルロックまで持って行くのが理想ですが、
初めはあまり無理をしないように。
そしてどちらも「できるだけ足をつかないように我慢する」のです。

バイクを路面に垂直に保っていれば、
エンストで転ぶことも防ぐことができます。
アクセルでエンジン回転を高めがら
半クラッチを使ってエンストを防ぎますが、
エンストするまで足をステップから離さないことです。

ニーグリップを強力に行い、
下半身に力を入れれば上半身の力が抜けます。
ニーグリップはヒザや内モモでも行いますが、
つま先やくるぶしなどのシートの座点から遠い場所で
車体の下部をしっかり挟みこむと、車体がとても安定してきます。
あとは、リアブレーキを使って速度調整します。

以上の練習は楽しい練習ではありませんが、
車体バランスを養うための最適な練習です。
毎回少しでいいので、この極低速バランス練習を取り入れてみてください。

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路面に垂直にバイクを保ったままの低速走行はバランスを養う最適な練習

 

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記事投稿日:2019/04/25
カテゴリ : ライディング上達法 低速走行・小旋回