ライディングテクニック上達法

信号停止時にエンジンブレーキを積極的に使うべきか

技術レベル 2 ★★☆☆☆

Q:街中を走行中の信号停止の場合など、
皆さんはシフトダウンによるエンジンブレーキを
その都度使っているのでしょうか?
それとも4速、5速、(または6速)のまま前後ブレーキをかけていき、
最後にクラッチを切って1速にもどしているのでしょうか?
私はクセで、前後ブレーキを軽く掛けながら
その都度シフトダウンによるエンジンブレーキをかけています。
かけ方のタイミングとクラッチの関係にもよるのでしょうが、
それなりに軽いショックがあリます。

A:ご質問の状況が信号停止時とのことですので、
そこに注目しお答えしていきましょう。

まず、今回状況の主目的は「停止すること」ですね。
停止することだけを考えるのであれば前後ブレーキで十分です。

しかし、バイクは6速もギアがあるので、
停止してから1速までシフトダウンするのは少々煩雑ですし、
なにより停止中はギアの構造上、ギアチェンジしにくいものです。
好ましいのは速度に合わせてシフトアップしていくように、
減速する速度に合わせたシフトダウンをすることです。

停止直前には2速あるいは1速にする準備ができており、
停止操作に余裕が生まれます。
ただし、急制動気味に停止した場合は、
シフトダウンが追いつかないでしょうから前後ブレーキに注視し、
まずは安全に停止してから、その後1速までシフトダウンしましょう。

シフトチェンジにショックが発生するのは、
エンジン側と駆動輪側の回転数に相違があるためなので、
シフトダウン直後にクラッチをつなぐ時に一瞬半クラッチ操作します。
低速ギアほど、丁寧なクラッチ操作を心がけてください。

 

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記事投稿日:2019/05/29
カテゴリ : ブレーキング ライディング上達法